カテゴリー: 和歌山校

お花見

 

 

 

お天気にも恵まれ和歌山校から有志を募り、大阪城へお花見へ行ってきました。

 

 

平日にも関わらず、沢山の人でにぎわっていた大阪城公園。

 

 

和歌山城近くに学院があるので、日頃からお城を見慣れている一同ではありますが、さすがに大阪城の大きさと敷地の広さには驚かされます。

 

「和歌山城の敷地も広かったのよ」

「学院の側の京橋、あそこまで敷地があったらしいです」

「堀止めって、あの辺りもお城のお堀だったんでしょ?」「あ、あそこのバス停堀止から、高松東に名前変わりましたよね?東高松ってとっさに言われると間違いそう」

などなど、太閤さんそっちのけで地元トークを交わすこともしばしば。

 

 

 

そしてお花見とちょっと豪華なランチのあとは、「青木松風庵」の工場見学も楽しみました。

 

 

 

以上、3年越しのお花見日記でした。

着物日記 如月編

 

 

先日の講師陣の装い

沖縄花織の帯に白鷹御召のコーディネート。

先生本人のお気に入りポイントは黒字に可愛い色の帯、なのですが

他の先生達から「花織って高級品なのよ 🙂 」 「それに、その着物も上物」と注釈が入りました。

 

 

白鷹御召は山形県白鷹町で製作されてきましたが、今ではたった二件のみの工房が手掛けているとのことです。

先生一押しの可愛い柄。15世紀に南方から沖縄に伝わった技法が使われています。

 

続いては御召の訪問着に染め帯のコーディネート。

ふんわりと穏やかなグラデーションがとても綺麗です。

 

この帯は濡れ描き染作家の山田全先生の作品で、この帯を締めるたびに実家の庭にあった木蓮の木を思い出すそうです。

 

 

色無地の着物に金彩作家の先生作の帯を締めた先生。

 

名古屋帯ですが、附下から紬まで楽しめる使い勝手のよい帯だそうです。

引き締め用の赤とのコンビネーションも素敵!

 

 

最後は小紋にリバーシブルの帯のコーディネート。

 

 

遠目に松葉と桜模様?と思いましたが、近くで見ると兎。

上品さと遊び心の両取り!

 

 

色味は押さえて小さな柄や帯揚げにひねりを加えることで個性がでます。

着物日記 

 

 

 

 

お召の訪問着姿の先生

ちらりちら裾を翻していました。濡れ描きで描いてもらった誕生花のユリノキだそうです。

 

全体にシックな色合いなので、さりげなく見える花の絵柄の可憐さが引き立ちます。

 

 

作家物の個性的な意匠の着物姿の先生。

 

柄は個性的ですが全体の色味が落ち着いているので「個性的」というよりも上品な印象。

 

帯は吉祥文様の花喰鳥を合わせて…

 

 

 

「予定外のコーディネート」だという先生。

訪問着を着るつもりだったのが雨だったので急遽附下に変更し、帯は訪問着に合わせていたので、この附下に合わせるのは少し実験的だったそうです。

小物を白で揃えると収まりがいいですね!

 

 

 

学院長は御召の訪問着。

仰々しくなく、さりげない正倉院模様がお気に入りだそう。

模様部分は光沢の効いたグラデーションで主張し過ぎることなく華やかに。

落ち着いたデザインなので、帯の合わせ方で格を変えられる使い勝手のよい着物だそう。

 

 

今回の勉強会には紅白歌合戦の衣裳も手掛けた濡れ描き友禅の山田全先生が来校されていたので、記念に一枚。ユリノキの裾絵もこちらの先生の作品です!

新春祝賀会

先日、和歌山校主催にて三年ぶりに新春祝賀会を開催しました。

 

生徒のみなさんも、講師陣もそれぞれお気に入りの着物を着て集合です。

 

 

 

日本舞踊や歌謡舞踊のイベントも

 

そして、一番盛り上がるのがじゃんけんによる100円争奪戦です。

一人に一枚ずつ100円玉が渡され、じゃんけんで勝つと相手の100円をゲットできるというお遊び。

最終戦は生徒さんと学院長。 

社長としては、生徒さんに是非勝っていただきたい!との思いから

 

「学院長は常にじゃんけんはグーを最初に出します!」とマイクを通して大々的に宣言!!

 

これではまるで心理戦です。

さて、こんな時あなたならどうしますか?

 

1. 学院長が言われた通りグーを出すと仮定し、パーを出す

2. あえてフェアにするためグーを出す

3. 特に意味なくチョキを出す

 

結果は… 

何故か学院長がチョキを出し、生徒さんは素直にパーを出したためまさかの学院長の優勝!!

 

 

社長(大阪人)からの学院長へのアグレッシブな突っ込みが入ったのは言わずもがなでしたが、学院長本人は

「つい、いつもの癖でチョキを出してしまって… 😳 」

 

なんだかんだで優勝してちょっぴり嬉しそうな学院長でしたが

 

社長により

 

「ただいまの試合には重大な八百長行為がありましたので、優勝は生徒さんです!」と判定が下されてしまいました

 

 

いえ、八百長は社長によるものでしょうに!

 

まあそんなぐだぐだな試合となってしまいましたが、おかげ?で三年ぶりの祝賀会も大いに盛り上がり楽しく終わりました。

めでたし、めでたし。

 

 

 

 

 

着物日記 新春編

新年早々ということで少しばかり華やかな装いの講師陣

 

「春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな」

そんな波の情景を思わせる訪問着姿の学院長。

図柄は臈纈染の一種であしらわれています。

 

帯は老舗機屋さんによって織られたもので、とても巻きやすいそうです。

 

 

 

 

 

こちらの先生は、この訪問着を仕立てるにあたって年齢を重ねてからも長く愛用できるように色合いや柄行を意識して選んだそうです。

 

 

帯はこの訪問着に合わせるために仕立てたわけではないそうですがぴったり!

「金唐革帯」というのだそう。

 

 

半衿や重ね衿にもこだわり、おまけに七宝焼きの帯留めは手作り

 

 

 

次の先生の装いは訪問着ではなく附下。

「なにも特徴のない組み合わせなのだけれど・・・」といいつつもいつもの安定感のある着こなし。

着物も帯もシックな色合いなので、小物をピンクに。

 

ネイリストの生徒さんに施術してもらったという紅白のネイルアート(ビジュー付き)で遊び心は忘れません。

 

 

最後は松の柄の訪問着の先生。

お正月に出番の多い訪問着だそうです。

 

この帯は実は学院での掘り出し物!

あーでもない、こーでもないと言いながら探していてぴったりのを見つけてしかもそれがお値打ち品だと嬉しいのは関西人だけの感性ではないはず。

しかも巻きやすい帯とくれば言うことなしです!

 

 

 

 

 

着物日記 師走編

 

 

 

急にぐっと冷え込んだ今日の講師陣の着物姿です。

 

 

ほんのりオレンジを効かせた先生

 

着物は絣の柄と色合いが気に入っている久米島紬です。この久米島紬の技法はなんと14世紀に遡るそう!!

帯は綴れの名古屋帯。着物と調和してとっても綺麗。

 

 

 

お次はもしやこの柄は… ペンギンでしょうか・・・?

 

やはりペンギンでした。地空の大島紬、ペンギン柄!とってもユニークですが突飛にならずにしっくりきています。

 

帯は立体感のある絞りの帯です。

 

 

 

寒色系の着こなしが綺麗な先生。山岡古都の着物です。

薄墨色の豪華な模様の着物なので帯の合わせ方が難しいそう。

帯合わせが難しいと言いつつも、この上なくぴったりな帯を選んで合わせるセンスはさすがです。

帯に合わせて小物も寒色系に揃えてすっきり。

 

 

 

 

大島紬姿の学院長。なんだかいつもと違う気がすると思い聞いてみると、ご主人の男物の大島を仕立て直した着物なのだとか。

 

マニッシュな素材を活かしつつ、女性物の大島にある赤味を帯締めや長襦袢で補給。

 

 

帯揚げは2枚の半衿を縫い合わせて作ったオリジナルだそう。

 

 

 

 

 

 

紅葉狩り

 

 

 

先日、和歌山校より有志を募り和歌山城へ紅葉見学に行きました。

 

 

 

 

 

寒すぎることもなく、人混みもなく快適な散策日和。

春には桜の美しい広場も綺麗に紅葉していました。和歌山城動物公園の園長、ツキノワグマのベニーちゃんが体調不良だそう。早く元気になりますように!

紅葉見学の前に、お城の見えるレストランにてランチタイム

 

 

 

初対面であったり年代も違う生徒さん同士であったりとしましたが、なんだかんだで着物好きの集まりなので皆さん話が弾みます!

レストランの屋上からは和歌山城が綺麗に見えます。

 

 

 

またどこかへ着物でお出かけしましょうね!

 

 

 

着物日記 霜月編

 

 

 

さて、先日の講師陣の着物姿をさらりとご紹介

 

 

40年前の帯とのことで、確かに色使いにレトロな雰囲気が感じられます。

明るい色で少し派手かも?と思ったそうですが、黒い大島紬との相性はばっちり。

生徒さんからも好評というのにも納得!

 

 

 

 

いつも同じ写真の撮り方なので趣向を凝らしてみたい、とお願いすると気さくにポーズをとってくれた先生。

コントラポストなポージング。帯は秋の草花で、着物は彼岸花。ちらりと見える帯揚げの紅色が綺麗。

 

 

 

 

こちらの先生には、襦袢の濃いローズカラーが綺麗だったので見せてくださいとお願いしたため、少々無理のあるポージング。

半衿を白にせず淡いピンクで肌馴染みのいいカラー

着物日記 神無月編

 

講師陣の着物姿もすっかり秋の色合いになりました。

 

こちらは、両面仕様の江戸小紋にスリーシーズン対応の名古屋帯を締めた先生

江戸小紋は、昨年ひっくり返して仕立てたものだそうです。一反で二度楽しめる!

帯揚げは紅葉色にして季節感への拘り重視。あわただしい朝の支度の際にもポイントを2つに絞って大切にすることで、納得のいくコーディネートを仕上げるそうです。と言いながらマスクも半衿もおしゃれ!

 

 

 

お次は、山田全先生による作品のお召の訪問着に、千地泰弘先生による蓮糸の帯のコーディネートの先生

 

自然な柄行で気負わずに着られそうな訪問着。象牙色、と見せかけて裾の方はほんのりピンクと青の色味のグラデーションになっています。

そしてよーく見ると可愛らしい宝づくしの柄。

 

帯は華やか辻が花!でもシックな雰囲気はそのまま。

 

 

その次は、小紋の単衣に赤城紬の帯のコーディネートの先生。

要所要所に赤を差し色にするのが今日のおしゃれポイント。

だから”赤”城紬の帯にしたのでしょうか?

 

秋色三人組。

少し遅れてもう一方

ブルーベースなら無理をして暖色系にトライしなくとも、黒の分量を多めにして季節感を出すのが吉。

背後のクリムトの黄金と対照的な銀色具合。

帯揚げ、ネイルをシルバー揃えると華やかさと高級感がでますね。

着物日記 長月編

 

 

 

 

山田全(あきら)先生による、天目染実演会の日の装いです。

 

着物は長い季節を着られて便利な紋紗のお召です。

白い半衿できりっとシンプルに着るのが学院長流。

帯は琉球の花織の名古屋帯。花織りは沖縄では”はなうい”と呼んでいるそうです。
糸を浮かせて作る小さな点で紋様を織り表す花織は一目で分かるほど特徴的なもので、写真では分かりにくいですが、浮糸部分のさりげない絹の光沢も魅力です。

 

 

可愛らしい花柄の半衿と小紋の単衣。

 

 

全体に控えめな色合いながら個性的な柄の八寸帯でインパクトを付け、九月なので小物は袷用の物で季節感を追加。

ウサギと月の可愛いネイルアートは生徒さんの作品だそうです。

 

まだまだ残暑が厳しいので、麻の葉柄の薄物御召。

帯は夏仕様の九寸名古屋帯で「流水に紅葉」の柄。植物が好きな先生らしいコーディネートです。

着物を着ると、季節に合わせて着物や帯を選べるのが最高の楽しみだそうです。

 

 

 

最後は、花織風の紫の暈しが素敵なコーディネートです。

 

帯は今回の実演会をしてくださった山田先生の作品で、「鉄藍色」だそうです。

確かに「鉄+藍色」の色をしていますね。たれ先に蝶々が…