歳時記(8)

節分(2月3日)は、冬の陰気を祓う年迎えの行事です。

節分とは節(季節)の分かれ目のこと。

現在では、立春の前日のみを節分と言いますが、本来は、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指します。

節分の夜、炒った豆をまいて鬼を追い出します。

鬼は、もともと疫病・災害などを指します。

丑寅(北東)の方角(鬼門)にいるとされ、牛の角と虎の牙を持つ人を食べてしまう恐ろしい怪物と考えられていました。

焼いた鰯の頭をヒイラギの枝に刺し、門口や家の軒下につるす習慣は、毒草でトゲのあるヒイラギで鬼の目を刺し、鬼の大の苦手と言われる鰯の臭いで鬼を追い払うという魔よけのおまじないです。

 

恵方巻き

比較的新しい関西の風習

節分の日に恵方、良い方角を向いて巻き寿司を丸かじりすると一年無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。

食べ終わるまで何もしゃべらないのが決まりです。

 

立春(2月4日)

「節分」の翌日が立春で梅の便りも聞かれ、暦の上では、この日から春が始まります。

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