天目染め実演会

 

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先日和歌山校で行われた天目染め実演会の様子をご紹介します。

こちらが実演をしてくださった山田全(あきら)先生です。

 

天目染とは、織田信長や豊臣秀吉が好んだ天目茶碗という鉄釉のかかった茶碗の模様にちなんだもので、何百年も歴史があるというような技法ではありませんが、これから何百年も引き継がれるであろう技法です。現在、この技法を扱えるのはこの山田先生を含めて3、4人程度だとのことです。

特に最上級とされる「曜変天目」は4点ないし3点なので、ちょうど天目染の職人さんの人数と同じくらいというくらいですね!

さて、その手法を分かりやすく木枠に留めたハンカチで再現していただくのですが…

まずは軽く湿らせたハンカチに染料を乗せ、

 

 

 

 

 

トッピングに自家製の鮭フレークをトッピング??

などというわけは無論なく、北山杉を鰹節のように薄く細かくし、鞍馬の地下水を含水率80%になるよう湿らせたものだそうです。「鰹節のような杉」ではなんなので、鉋華と呼びましょう。

辺りには杉のいい香りが広がり、先生は一見適当に見せかけながらも拘りながらその湿らせた杉の鉋華をハンカチの上に乗せていきます。

もちろん着物の生地を染める時はもっと大量に杉の鉋華を撒いて柄を出します。

 

次は、ハンカチの下から電熱を当てて乾かしていきます。ハンカチに乗った染料の水分が乾く一方で北山杉の鉋華に含まれた水分が吐き出され染料を押し流していきます

 

ゆっくりと模様が変化していく様子です。

 

 

そろそろできあがり!
あれ?このハンカチってダリアの柄っだったの?と思わず確認したくなるほど見事な大輪の花が咲きました!!

乾湿をうまく利用した技法です。

 

このように、陶器の質感を着物生地で再現することは一般的なのでしょうか?と聞くと、

「一般的」かどうかはともかく、エミール・ガレのガラス細工からインスピレーションを得て、その柔らかな色合いを再現した作品も作成しておられるとのことでした。

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