着物日記 水無月編

 

 

ご自宅で眠らせてしまっている着物はありませんか?
お出かけに着ていきたいので着付けをして欲しい、
一通り着られるけれど細部の手直しをして欲しいといったことから、
お手入れの方法のアドバイス、コーディネートの仕方等、
着物アドバイザーが着物に必要なお手伝いをいたします。 

詳細は3月9日の記事をご覧ください 

http://www.kitsuke-tokyokimono.com/infoblog_wakayama/5050/

 

 

気づけば6月!いつのまにか一年も半分過ぎてしまっているかと思うと、訳もなく空恐ろしい気分になってしまいます。
けれどそれよりもこれから始まるであろう長く厳しい夏の暑さを思うともっと恐ろしい・・・

などと言いながらも、毎年そんな夏をやり過ごしてきているのできっと今年も大丈夫!

と覚悟を決めて迎えた6月の初日の講師陣の着物姿

 

 

 

さらりとした塩沢紬の着物にざっくりした風合いのもじり織りの帯の軽やかコーデ。


このもじり織りの帯は、なんとアメリカの博物館に展示された物だそう!
もじり織りは英語でtwining といい、モロッコのベルベル族の毛織物にもよく見られる技法で、他にもキルギスやクルド族がテントの周囲に巻き付ける葦簀や、北米先住民のハイダ族の織物にも使われてきたのだとか。
レースのようにも見えて素敵!

 

 

お次は、単衣の小紋に塩瀬の名古屋帯コーデ

 

先日と同じ帯ですが、結び方を銀座結びにして雰囲気を一新しています。

着物日記 短文編

 

くすみのあるピンク色と相まって大人可愛いく纏まっています。

 

 

最後は柿渋の着物を白い半衿できりっと締めたコーディネート

この帯は、若い頃の華やかな小紋を裂いて裂織りで仕立て直してもらったものです。
昔は鮮やかな色味と大胆な柄がお気に入りだった小紋だけれど、シックでオールシーズン使える万能帯に生まれ変わってくれたので愛着も一入だそう。

 

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