着物日記 皐月編

 

ご自宅で眠らせてしまっている着物はありませんか?
お出かけに着ていきたいので着付けをして欲しい、
一通り着られるけれど細部の手直しをして欲しいといったことから、
お手入れの方法のアドバイス、コーディネートの仕方等、
着物アドバイザーが着物に必要なお手伝いをいたします。 

詳細は3月9日の記事をご覧ください 

http://www.kitsuke-tokyokimono.com/infoblog_wakayama/5050/

 

 

 

大型連休もいつのまにか終わってしまい、またいつもの一週間が始まりました。

一日の内でも薄曇りで肌寒いかと思えば、日が差して蒸し暑くなるそんな五月のある日の先生方の着こなしです。

 

浮き織りの紫のグラデーションがとってもきれいです。

帯は着物の色と合わせて優しい藤色の名古屋帯にほっこりと可愛らしい刺繍の入り。

血色マスクにもビジューが付いていて素敵。

 

 

 

 

続いて、下ろしたての帯を締めてきたというこちらの先生。

お召の着物にかすみ草柄の紬の名古屋帯。明るいオレンジの帯に可憐なカスミソウの花とその茎を思わせる緑の帯締めを締めているのがなんとも心憎い。小さなビーズの沢山ついた半衿や帯留めにもこだわりがこもっています。

先生曰く、ポイント柄の帯は季節によってこだわりたいのだそう。

 

 

 

こちらの先生は、柔らかいクリーム色の塩沢紬の着物に縮緬地に伊勢型を施した帯。

いつも暗色系か淡い寒色系でまとめている先生にしては珍しい着物だと思いましたが、着物や小物を淡い色でまとめつつ、帯でしっかりとアクセントをつけているところにやはり好みやこだわりがでますね。

 

 

涼しげな紗の着物をお召しの先生。

こちらは二重紗(紗合わせ)なので見た目に反して暑いため、四月末頃から着ているそうです。

また二重になっているので透かすと下の写真のように縞模様ができます

 

 

これは印刷関係にも使われる言葉でモアレ(あるいはモワレ)と呼ばれる模様だそうです。

控えめながら光沢をもつ帯は、美濃和紙が織り込まれているもの。

発色のよい帯締めと可愛らしいお花の帯留めでまとめたコーディネートでした。

 

 

 

 

 

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