着物日記 卯月編

 

 

 

ご自宅で眠らせてしまっている着物はありませんか?
お出かけに着ていきたいので着付けをして欲しい、
一通り着られるけれど細部の手直しをして欲しいといったことから、
お手入れの方法のアドバイス、コーディネートの仕方等、
着物アドバイザーが着物に必要なお手伝いをいたします。 

詳細は3月9日の記事をご覧ください 

http://www.kitsuke-tokyokimono.com/infoblog_wakayama/5050/

 

 

そろそろ桜の花も散り始めたので、桜模様の大島紬をば…

と言いながらも桜模様は一年を通して着てもよい柄なのよ。 と教えてくださった先生。

大島紬は着やすい上に衣擦れの音が素敵だから大好きなのだそうです。

「衣擦れの音が素敵だから」と視覚だけでなく、聴覚も使って着るものを選ぶというのはなんとも贅沢でありつつ風情のある楽しみ方だなと思わず感動しました。

淡い桜色と淡い空色の帯締めが春らしくて、愛らしい。

 

同じく大島紬をお召の学院長

 

 

座っている姿がとてもしなやか。

 

「いつもと同じカトレア柄の大島よ」といいつつも、この大島紬がすごくお似合い。それに幾何学模様の帯を締めることでまったく違った雰囲気に見えます。

帯が柄ものなので、髪型をシンプルなシニョンにして。

色で遊ばず、カトレア模様の曲線から帯の直線での緩急のバランスを取ってコーディネイト!

 

 

 

「スイートピーの花ですか?」

「ううん、エンドウ豆の花よ」

 

 

 

エンドウ豆の花を描いた帯!! 

墨絵で蔓の曲線と花の甘い雰囲気を和らげているところがお気に入りだそうです。

 

 

着物は石下(いしげ)紬の単衣です。そろそろ日中も暑くなってきたので、早々に単衣を着用。

 

 

 

 

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