歳時記(4)

冬至(とうじ)

一年中で昼間が最も短く、夜が最も長い日で、今年は12月22日になります。

冬至の日には、小豆粥やかぼちゃなどを食べ、柚子湯に入るなどの習わしが今でも続いています。

冬至にかぼちゃを食べると、中風(脳卒中)にならず、風邪をひかないとも言い伝えられています。

かぼちゃは栄養価も高いので冬場の栄養を補うという先人の知恵だと言えます。

また小豆粥は、小豆の赤色が邪気をはらう色から食べられるようになったのでしょう。

同じく、柚子を浮かべた風呂に入れば風邪をひかないという言い伝えがあります。

これは身を清めるみそぎの名残とされています。 

冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力がよみがえって、運も上昇するとされています。悪いことが続いても、回復してよい方向に向かうという意味もある大事な日なのですね。

 

小豆粥の作り方(4人分)

米    1合

水    4カップ(米の4倍強)

小豆煮  1/4カップ

餅    小4個

塩    少々

 

小豆は一晩水につけて煮る。米を火にかけ、ふいてきたら小豆を煮汁ごと加えて50分炊く。

炊き上がったら、塩で味をつけて、やわらかくゆでた餅を加えて盛りつける。

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