夏から秋にかけて、空気の乾燥した晴れの日に
衣類や書物などを出して虫干しすることを曝涼(ばくりょう)といいます。
現在ではあまり使われない言葉ですが、
京都の大徳寺や奈良の正倉院をでは所蔵品を蔵から出して
一日だけ公開する「曝涼展」などが行われています。
10月は単衣から袷の着物に衣替えです。
この機会にタンスの中にしまったままの着物にも風を通してあげましょう。
大切な着物をカビや虫の害から守ります。
天気の良い日が続いた乾燥した日の日中、
風通しの良い室内に、着物を干します。
引き出しもからぶきをしておきましょう。
干せない場合は引き出しを開けるだけでも違います。
着物のお手入れ、点検もしながら、日本の歳時を楽しみましょう。