梅雨入りしたはずなのに、晴れの日が続いて毎日暑い今日この頃。
去年はどうやって長い夏を乗り切ってきたのかと毎年思いますが、そうやって毎年やり過ごしてきたのだから今年もいけるはずと信じてクーラーの存在に感謝す日々。皆様いかがお過ごしでしょうか?
せっかく暑い中、綿のボタンダウンシャツにピシっとアイロンを掛けてきたのに、通勤途中で汗や湿気でよれよれになってしまうこの虚しさをいかにして昇華させるべきなのか…!
さて、今月二回目の着物日記
塩沢紬の着物に、鷺草柄の夏塩瀬織の帯。
遠目には単色のグレーの着物ですが、近くでみるとむしろ紫の色味を感じさせる色合いで、二色で構成されています。藍色の帯に鷺草のモチーフが浮かび上がってとても綺麗。
次は、さわやか縮緬に博多帯の組み合わせ。
”さわやか縮緬”というだけあって軽やかな印象。
帯は先生がまだ学院の生徒だった頃から愛用している帯だそう。淡い色合いで目にも涼し気な装いです。
「一升瓶持って顔も写してもらいなよ」となにやら外野(笑)からの冷やかしにも「そんなことしたらファンが行列作ってしまうから 😛 」とさらっと流して大人な先生。
普段は寒色系の着物が多い先生が、珍しく黄色い紋紗の着物でした。
珍しいと思ったのは私だけでなく他の人も同様だったらしく、先生自身も少し最初は気恥ずかしい思いだったそうですが、お似合いです。
帯は前回 http://www.kitsuke-tokyokimono.com/infoblog_wakayama/5255/ と同じ裂織のもの。ちらりとお太鼓の間に見えたレースの帯揚げが気になったので聞くと、レースの端切れを帯揚げにしてみたのだそう。
最後は 「今日のコーディネートは納得できていないから、撮影拒否してもいい?」と言われてしまったので少しだけ
気に入っていない着こなしだからと、帯の結び方(銀座結び)にだけ言及してあとはスルーされそうになったので、花柄の半衿についてだけでも!と聞くと「娘のいらなくなったキャミソールをリサイクルしたの」とのこと。
使えそうな端切れや、お気に入りの布地を日頃の着こなしに取り入れられるのはいいですね。